皆さん「日役」って言葉をご存じですか?
私は養父市に移住するまでは聞いたことのない言葉でした。
日役(ひやく)と言う言葉は、兵庫県北部(但馬や丹波)、京都府北部で使われているそうです。
「日役」とは、年に数回、各家庭から一人以上出役し、集落内の河川のゴミ拾いや草刈りや道路脇の溝掃除、お宮さんの草刈り・掃除などの作業を指しています。
また農会に所属している場合には農会の日役などもあります 日役の頻度は各集落によって違うようで,私の住んでいる集落はかなり日役の回数と作業量も多い地区になります。
たいてい朝の8時集合で作業が始まります。
わりと重労働も多く次の日には筋肉痛なんて事もあり、都会の町内会の公園清掃とは雲泥の差です。
田舎ではこうした日役によって集落内の環境を自分たちの手で維持しているのです。
また移住者にとってのメリットもあり、例えば集落内の人と顔を合わす機会が多くなることで、ご近所さんとコミュニケーションをとることが出来、より早くその地区に溶け込むことが出来ます。
日役の多くは強制参加ではないことが多いですが,田舎暮らしをする上で積極的に参加することをおすすめします。
2024年11月3日
相談員 松井